小学生を預かる放課後児童クラブの待機児童について、岡山市は2025年度までの解消を目指していましたが、ニーズが想定を上回っているとして、目標を2年先送りすることを決めました。

(岡山市 大森雅夫市長)
「目標を変えざるを得なかったのは残念。子供たちの育つ環境は社会全体で整備して(待機児童解消の)目標に向かって全力で進んでいきたい」

市内では2024年5月1日時点の放課後児童クラブの待機児童は23年より43人増えて236人となりました。新たに施設を利用する小学1年生の母親の正規雇用化が想定より進んでいることが要因の1つとみられます。

市内の保育所に通う5歳児の母親の正規雇用率は23年度52.9%と、前の年度より2ポイント近くアップしていました。これを受け、市は待機児童の解消の目標を2年先送りし、2027年度とすることを決めました。9月の補正予算に、新たな施設の整備費用などを盛り込む方針です。

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