鹿児島県鹿屋市の中西茂市長が23日行われた記念切手の贈呈式で、伊豆諸島沖で墜落事故を起こした海上自衛隊のヘリと同型機の切手を受け取った際「事故直後で値打ちがあるんじゃないか」と不適切な発言をしていたことがわかりました。

鹿屋市・中西茂市長
「不適切、配慮に欠けた発言で大変申し訳なく思っている」

中西市長によりますと、不適切な発言があったのは22日行われた記念切手の贈呈式です。

4月28日に開催される「エアーメモリアルinかのや」記念した切手を日本郵便鹿屋支社が贈呈したものでこの際、伊豆諸島沖で墜落したヘリコプターと同型機がデザインされた切手について「事故直後で値打ちがあるんじゃないか」と発言したということです。

事故をめぐっては、1人が死亡、7人が行方不明となっていて、贈呈式には海上自衛隊鹿屋航空基地の幹部も同席していました。

鹿屋市・中西茂市長
「事故と切手シートの図柄を短絡的につなげて、発言したことは非常に配慮に欠けたと反省している」

中西市長は、その後、鹿屋基地に対して、発言の撤回を申し出て了解を得たということです。

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