林官房長官は9日午前の記者会見で、前日の宮崎県沖を震源とする地震を受け気象庁が南海トラフ地震に関する「巨大地震注意」の臨時情報を発出したことについて、「この情報は事前避難を求めるものではなく、特定の期間に地震が発生するということを具体的に知らせるものでもないが、大きな地震の発生が続く可能性に備えて、日頃からの地震への備えの再確認や、地震が発生したらすぐに避難するための準備を対象地域の皆様に呼び掛けるものだ」と述べた。

その上で「夏休みに伴う旅行・帰省なども含めて、日常の生活における社会経済活動を継続しつつも、家具等の転倒防止対策、安全な避難場所・避難経路等の確認、家族との連絡手段の確認など、地震への備えを再確認し、地震発生時に直ちに避難できる態勢をとっていただくようお願いする」と呼びかけた。

また「現在SNS等において、地震の情報を装って迷惑サイトへと誘導するものが散見される。このような災害の発生時には皆様の不安を煽る根拠のないデマが流布する可能性もあり、注意が必要だ」と指摘した。

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