沖縄県宜野湾市長選への出馬を表明する佐喜真淳氏=同市で2024年8月7日午後1時11分、喜屋武真之介撮影

 米軍普天間飛行場のある沖縄県宜野湾市の松川正則前市長の死去に伴う市長選(9月1日告示、8日投開票)で、元市長の佐喜真淳(さきまあつし)氏(59)が7日、立候補を正式に表明した。佐喜真氏の市長時代に松川氏は副市長を務めており、佐喜真氏は記者会見で「さまざまな事業を引き継ぎ確実に成果を残せるのは、苦楽をともにした私しかいない」と強調した。自民党県連は7日、佐喜真氏の推薦を決めた。

 佐喜真氏は宜野湾市議や県議を経て2012年の市長選で初当選。2期目途中の18年に辞職して知事選に立候補したが、玉城デニー知事に敗れ、22年の知事選でも落選した。

 市長選を巡っては、普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する「オール沖縄」陣営から、宜野湾市議の桃原(とうばる)功氏(65)が立候補する意向を示している。【喜屋武真之介】

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