防衛省・自衛隊での特定秘密の漏えいを受けて、参議院は30日、木原防衛相に対して情報保全体制の改善を勧告をした。

防衛省・自衛隊では、海上自衛隊の艦艇などで特定秘密の不適切な扱いが相次ぎ、隊員ら100人以上が処分された。

この問題を受け、参院の情報監視審査会が開かれ、尾辻参院議長を通じて、国会法に基づき木原防衛相に情報保全体制の改善を勧告した。

終了後、自民党の有村参院情報監視審査会長は、記者団に対し、「わが国の情報を保全体制に対する信頼を著しく損なう事案が立て続けに生じたことは極めて遺憾だ」と強調したうえで、「適切な再発防止措置が講じられているか適切に監視していく」と述べた。防衛相に対しては、衆議院も17日に勧告を行っている。

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