鮭川村では、今回の豪雨によって発生した土砂崩れで住宅5件が「倒壊」した。村全体の9割で発生した断水は現在も約100世帯で続いていて、解消の見通しは立っていない。

(リポート)
「土砂崩れの影響でしょうか、住宅の1階部分が道路にはみ出すように崩れている。2階部分、畳や家具などがバラバラになっていて無残な状態になっています」

鮭川村京塚では、裏山の土砂崩れに住宅が巻き込まれ倒壊した。
この住宅には3人家族が暮らしていたが、すでに避難所に避難していて無事だった。

村によると、土砂崩れが発生した場所は確認できているだけで26カ所に上り、このうち5カ所で住宅が倒壊した。
また、土砂崩れの影響で水道管が破損し、各地で断水が発生している。曲川地区のこの住宅では、特別警報が出た25日の夜から断水した。

(自宅が断水した住民)
「うちは山水があるので、飲み水にするときは煮沸してペットボドルに移し替えたりして、食器とかは山水で洗ったりできている」

幸い山からのわき水が利用できたため、水を煮沸して使い、なんとか生活できているという。

鮭川村は、きのう(29日)の時点で村全体の9割に当たる1132世帯が断水。
きょうまでに約100世帯にまで減ったが、全世帯の断水解消はまだ見通しが立たないという。

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