東京都内で28日に行われた日米の外務・防衛閣僚による協議(日米「2+2」)の中で、沖縄で相次いで起きた米兵による女性への暴行事件が取り上げられ、日本側が「遺憾の意」を直接、伝えました。

1年半ぶりに開催された「2+2」では、上川外相と木原防衛相、アメリカのブリンケン国務長官とオースティン国防長官が参加して、両国の安全保障分野の協力などについて議論しました。

共同記者会見で上川外相は、協議の際、「大変、遺憾であるので私から発言した」として、沖縄県で相次いだ在日米軍による暴行事件を取り上げたことを明らかにしました。

上川外相によると、「地元への影響に最大限配慮した安全な運用、早期の通報を含む事件・事故への適切な対応」などについて改めて要請し、「緊密に連携していくこと」を確認したということです。

また、日米の共同発表文には「閣僚は、事件・事故に関する適時の情報の共有のために継続的に二国間で調整していくことの重要性を強調した」などと記されました。

上川外相は、「重要なことは、米側の措置が確実に実行され、再発防止に繋がることだ」と述べ、「閣僚レベルでもしっかりフォローをしていくことで一致した」と説明しました。

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