鹿児島県薩摩川内市の九州電力川内原発1号機が20年の運転延長期間に入る中、九州電力の池辺和弘社長らが薩摩川内市を訪れ、田中良二市長は改めて安全管理の徹底や情報公開などを要請しました。

薩摩川内市の川内原発では、福島原発事故後に定められた原則40年の運転期限を迎えた1号機が、7月4日から20年の運転延長期間に入り、2号機も2025年11月には20年の運転延長期間に入ります。

こうした中、7月24日、1号機の運転延長入り後、初めて九州電力の池辺和弘社長らが薩摩川内市を訪れ、田中良二市長と面会しました。

面会で田中市長は安全管理の徹底や住民への丁寧な説明などを改めて要請。

池辺社長はこれに応じる考えを示しました。

九州電力・池辺和弘社長
「これからまた、20年延長させていただくこと、非常にありがたいことだと思っております。安全安定運転にさらに取り組み、情報発信、情報公開についてもさらに分かりやすい説明に努めていかないといけないという思いを新たにしているところであります」

薩摩川内市・田中良二市長
「川内原発の安全運転管理の徹底、それから市民の皆様への丁寧な説明、情報公開を強く要請した次第です。市としても、さらに原子力防災の充実の議論を進めていきたいというふうに考えています」

また池辺社長は県庁も訪れました。

再選後、初めて池辺社長と面会した塩田知事は、川内原発の防災対策の継続した取り組みや、さらなる安全性の確保を要請しました。

塩田知事
「安全性の確保に向けた取り組みを継続し、県の方の要請事項にもしっかり取り組んでほしい」

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