福島県福島市は、市が保管する歳入歳出外現金 約27億円のうち、253万9916円の内訳を特定することができなかったと公表した。

歳入歳出外現金は、市の所有物ではない預り金で、契約の保証金や職員の給与から天引きした所得税・住民税などが該当する。

福島市は2月に、令和2年度の公共工事で事業者に対し保証金の返還漏れがあったことを公表していて、この調査の過程で「不明金」が発覚したという。

この不明金については、内訳の特定が不可能であるとして、一般会計の歳入として受け入れるということで、福島市は「システムと預金残高は一致していたため、出納簿との照合をしていなかった。今後の確認を徹底する」としている。
また、出納簿の記載漏れなどの原因が考えられるものの、不一致は出納簿の文書保存年限である5年よりも前から発生していたということで、記録が追いきれず特定はできないとしている。

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