兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑などで、元幹部職員は、マスコミや議員に告発しただけでなく、県の財務部の公益通報窓口にも通報していたことが分かりました。

斎藤知事の一連のパワハラ問題について、番組のコメンテーターの前明石市長の泉房穂さんはこのように話します。

【前明石市長 泉房穂さん】「この手のテーマのポイントはちゃんと事実の調査をすること。事実の調査は第三者がすべきなので、人事かなんて、もってのほかですけど、財務部にしても身内というか中枢ですから、やっぱり第三者による調査が不可欠で、その事実の調査を待ってから処分すべきなので、順番は大きく違っていると思います」


(Q. この問題について斎藤知事の対応については?)
【前明石市長 泉房穂さん】「皆さんもおっしゃっておられますけど、早い段階でうそ八百と言われましたけど、事実、うそ八百でもなかったわけですし、何よりも今の県政がもう前に進まない状況ですから、やっぱり少なくとも政治家たるものは、結果責任を負うので、この状況であと1年間知事を続けたとしても、兵庫県政が前に進むかというと難しい状況ですから、どうしても自分が引き続きと思うんであれば辞職されて、そして信を問う。もう一度再出馬されて、問えばいいわけです。(出直し選挙ということですか?)と、私は思います」

(Q. 知事自身は職員とは信頼関係を構築したいと言っているが、それはやっぱり難しい?)
【前明石市長 泉房穂さん】「本人がそう思ったからってことじゃなくて、もう状況はちゃんとご本人も理解すべきだと思います。自分も色々ありましたので人のこと言える立場じゃないですけど、やはり私もニュースになった後これでは市政が前に行かないと思って、3日後には辞職しましたので、やっぱ政治家たるものが取る責任というのは、ある意味ある時は辞職だと思いますけどね」

(Q.斎藤知事は1つ1つの仕事を果たして行くことで責任を取ると言っていますが)
【前明石市長 泉房穂さん】「結局、職員との関係とか、議会との関係を含めて、今の状況では、もう県政は新しい政策前に進めますかといってもむずかしいでしょうから、それを打開できるのは知事だと思います。ただ実際の手続き的にはリコールがありますけど、3分の1もの有権者が署名というのは現実的に難しいですし、あとは議会としても、不信任がありますから、4分の3の可決で不信任できるわけですから、私は議会としても不信任も選択肢に入れる状況だと思います」

(Q. 次の兵庫県知事に泉さんを推す声もありますが?)
【前明石市長 泉房穂さん】「私は去年、明石市長を12年で区切りつけてますから、ただ誰が政治をするかって大きなテーマですから、やっぱり兵庫県も今も人口減少続いてますし、魅力的な兵庫が生かされるているというのも言い難いので、良い方がちゃんと知事としてトップとして兵庫県を担ってほしいので、私は出ませんけど、誰か応援はしたい気持ちはあります」

「多くの県民の負託を受けている」と齋藤知事は言いますが、本当に県民に対して真摯に向き合っているのか、しっかりと見て行きたいと思います。

(関西テレビ「newsランナー」2024年7月22日放送)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。