河野太郎デジタル相は18日、マイナンバーカードを活用した公共サービスを展開する富山県・朝日町を視察した。

河野デジタル相が訪問した富山・朝日町では、2024年1月からマイナンバーカードを活用した独自の公共パスサービス「LoCoPi(ロコピ)あさひまち」をスタート。登録者数は、6月末時点で人口の約2割(約2000人)を超えた。

登録者は、マイナンバーカードにお金をチャージして買い物ができるほか、町内の28箇所のタッチスポットや公共交通の利用でポイントが貯まる仕組みとなっている。貯まったポイントで、町内の特産品が貰える抽選会にも参加できる。

高齢者向けには、町内の健康体操イベントに参加することでポイントが付与されるサービスを展開。児童向けには、学校や公共サービスの利用時にマイナンバーカードをタッチすることで、家族にメールが配信される「見守りメール」機能がある。幅広い世代に日常的にマイナンバーカードを携帯してもらうのが狙いだ。

河野大臣は視察後、「(マイナンバーカードの)市民カード化が実現できている。平時から使ってもらうと、災害などの有事にも活用できる」と語り、朝日町のような取り組みを全国に広げていく考えを示した。

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