能登と金沢をつなぐ大動脈がついに繋がりました。能登半島地震で大きな被害を受けたのと里山海道と能越(のうえつ)自動車道で17日、全線で通行止めが解除されました。

リポート:
「珠洲市、能登町から金沢方面へ向かうのと里山空港インターが通行できるようになります。これで石川・能登の大動脈がほぼ全線開通となります」

金沢と能登をつなぐのと里山海道と能越自動車道。金沢から輪島方面は、3月に全線で通行が可能となっていました。

一方、輪島から金沢に向かう場合はのと里山空港ICから志賀町の徳田大津(とくだおおつ)ICまで通行止めが続いていて、穴水町や七尾市を通って大きく迂回する必要がありました。

しかし、17日正午からは…「12時です道路解放お願いします!」

輪島から金沢方面に向かう約33キロの区間で半年ぶりに通行が再開。

これで能登から金沢への移動時間が大幅に短縮されることになります。

実際に走行してみると…

リポート:
「私もかなり久しぶりですけども、この能越道能登方面から金沢方面に向かっていきます。こちら能登大橋付近、ここはまだ片側交互通行となります」

穴水町の能登大橋付近では今も道路の復旧工事が続いているため、片側交互通行となっています。

このほか七尾市の横田ICでは輪島方面に向かう出入口を道路に転用しているため、臨時の信号機が設置されました。

リポート:
「迂回路であったり段差というのは時にはあるんですけども、おおむねよく舗装されているなという印象ですね。徳田大津ICまで下道渋滞などを気にしなければならなかったですけどもそれが解消されるというのは非常に大きいですね」

北陸地方整備局能登復興事務所 田中義太郎さん:
「道路の復旧というのは能登地域の生活再建とか経済・観光いろんな面で復興の礎になるという風に考えています」

県では片側交互通行になっている能登大橋付近について9月末までに対面通行を再開する方針です。

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