兵庫県の斎藤元彦知事=山田尚弘撮影

 兵庫県の斎藤元彦知事が県職員へのパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、大阪維新の会の横山英幸幹事長(大阪市長)は17日、斎藤知事に事実上の辞職を求めた末松信介・自民党県連会長(参院議員)の発言について「少し無責任じゃないかと思う」と批判した。

 斎藤知事は2021年の知事選で自民党と日本維新の会の推薦を受けて初当選している。

 末松氏は14日にあった自民県連大会で、斎藤知事に対し「大きな正しい決断をしてほしい」と事実上辞職を迫った。横山氏はこの発言について17日、報道陣に「一部で(斎藤知事は)維新系首長という形で発信されているが、自民党も推薦した。(自民県連は)その責任も考えられて、(知事の進退は)事態を冷静に判断して進められるべき事案だ」と話した。【井上元宏】

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