ドイツを訪問している岸田首相は日本時間未明、ショルツ首相と首脳会談を行い、安全保障や経済分野での連携強化を確認しました。
同行するフジテレビ政治部・門脇功樹記者が中継でお伝えします。

日本の首相のドイツ訪問は2国間訪問としては約7年ぶりで、背景にはヨーロッパに再接近する中国への懸念があります。

岸田首相は「インド太平洋地域においても中国や北朝鮮の動きなど、安全保障環境ますます厳しくなっている。日独の連携の重要性はますます高まっている」と述べ、会談で両首脳は、閣僚を交えた「政府間協議」の2025年の開催を目指すことで一致したほか、外務・防衛の閣僚会合「2+2」の早期開催も確認しました。

今回のドイツ訪問の背景には、中国のヨーロッパへの接近に対する懸念があります。

習近平国家主席が4月に北京でショルツ首相と会談するなど、中国は経済を通じて、ヨーロッパの中で特にドイツ、フランスに接近しています。

こうした中、今回の日独首脳会談では、経済安全保障に関する新たな枠組みの創設で合意しました。

日本としては、中国の過剰生産問題など「対中国」で一致できる点を探り、日独関係を強化したい考えです。

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