岸田首相は日本時間12日朝、NATO首脳会議など米国訪問の日程を終えて記者団の取材に応じ、防衛省・自衛隊で特定秘密の漏えいや手当の不正受給、パワハラなどの不祥事が相次いで明らかになったことについて「国民の皆様にご心配をおかけしていることについてお詫びを申し上げなければならない」と述べた。

その上で、「現在の安全保障環境は大変厳しいものがあると認識しており、わが国の防衛は一分の隙も許されない状況にある」と指摘し、「そういった中で木原大臣においては防衛大臣の責任として強力なリーダーシップを発揮し、防衛省・自衛隊の組織の早急な立て直し、防衛体制を万全なものとすることに取り組むことによって、国民の信頼回復に全力で当たってもらわなければならない」と強調した。

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