川勝知事の辞職に伴い行われる静岡県知事選挙で、静岡支部をはじめとする自民党の4つの支部は元副知事の大村慎一氏に対する推薦を決め、4月19日に推薦状を手渡しました。また、大村氏を支援する市民団体も発足しています。

知事選への立候補を表明している元副知事の大村慎一 氏(60)をめぐっては、4月18日に自民党県連が推薦を内定していて、22日に開かれる常任選挙対策委員会と総務会に諮る方針です。

こうした中、推薦の正式決定を前に静岡支部をはじめとする静岡市内の自民党の4つの支部と市議団は19日午前、一足早く大村氏への推薦を決め推薦状を手渡しました。

大村氏の「対話を重視する姿勢」などを評価したということです。

大村慎一 氏:
これから全県で頑張っていきたいと思います。どうか私に力をお与え下さい。一緒に戦って下さい。よろしくお願いします

静岡市議団・鈴木和彦 会長:
やっぱり静岡への思いがすごくあると思うから。それに静岡(市の党関係者)も応えなければ勝てないと思いますね

午後には地域や職業・年代にとらわれることなく大村氏を広く支援していこうと立ち上げられた市民団体「オール静岡の会」の設立会見が開かれました。

オール静岡の会・那須田英光さん:
特定の企業や団体にとらわれず 静岡県の未来に向けてオール静岡をスローガンに活動を展開したい

大村慎一 氏:
とにかく結束して仲良くこの静岡県を盛り上げていきたい。それによって伸びていくポテンシャルは大きいと思う。オール静岡といっているのはそういう趣旨で、その趣旨に賛同してもらえていると感じている

会見の前には会のメンバー25人と企業の経営や子育てなどについて座談会を開いた大村氏。

対話を重視する考えを打ち出していることから今後も県民との意見交換を重ねていく方針で、「自らの政策立案に活かしていきたい」と話しています。

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