79年目の長崎原爆の日まであと1カ月です。

長崎市の平和公園では被爆者や市民などが集まり、核兵器廃絶への思いを新たにしました。

原爆投下時刻の午前11時2分。

県被爆者手帳友の会の会員や、平和学習で訪れた子供たちなどが平和への願いを込め鐘を打ち鳴らしました。

被爆者 中村キクヨさん(100)
「命のある限り(続ける)。被爆者ですから、それは私の務めだと思う」

被爆四世 堺 康徳さん
「長崎の地で鐘を鳴らす行動をして平和を願うというところに意味があるかなと感じる」

核兵器廃絶を訴える「反核9の日座り込み」には被爆者や学生など約110人が参加しました。

参加者は被爆体験者の問題について政治的な解決を求めたり、大幅に増額している防衛費について、政府の姿勢を質したりしました。

県平和運動センター被爆連 川野浩一 議長
「世界に誇る平和憲法を持ちながら」「再び戦争ができる国、戦争をする国に変化しつつある我が国の姿勢を根本的に変えなければなりません」

8月…被爆地・長崎は79年目の8月9日を迎えます。

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