普天間基地の移設計画に伴う名護市辺野古の埋め立て作業を巡り、防衛省は作業船が移植対象の大型サンゴを傷つけたことを明らかにしました。

沖縄県によりますと7月4日、大浦湾で新たな護岸工事に向けた杭打ち試験の準備中に、作業船のアンカーの設置位置を誤り、大型サンゴの一部を傷つけたと沖縄防衛局から報告があったということです。これに対し7月3日、林官房長官がサンゴの損傷を認めました。

▽林官房長官:
「くい打ち試験のための作業船のアンカーチェーンが接触した際に生じたと思われる傷が発見されたため、状況の確認等を行っていたという報告を受けている」

沖縄防衛局は今後、専門家の意見などを踏まえ、移植を進める方針を示しています。一方、県はサンゴの損傷の程度などが確認できるまでは、移植作業に着手しないよう求めています。

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