自民党の石破茂元幹事長は8日に出演したテレビ番組で、東京都知事選挙で蓮舫氏を上回り2位に食い込んだ前安芸高田市長の石丸伸二氏の健闘の要因について、非自民・保守・変革期待の「三拍子揃った」ことだと分析した。
石破氏は、石丸氏が支持を伸ばした理由を問われ、「保守で、新しいもの、先進なもの、はっきり物を言うもの、そういう期待がこの人に集まったんでしょうね」と述べ、「要するに『自民党じゃない』『だけど保守である』『何か変えてくれそう』みたいな三拍子揃ったのが石丸さんだった」と評した。
また、石丸氏の言動については、「もっと丁寧に答えたらどうなんだろうって気が正直した」「あんなぶっきらぼうな切って捨てたようなことは、あんまり自分の流儀じゃない」と苦言を呈した上で、「こびないのも新鮮なかんじで票を集めた」と分析した。
一方、自民党が2勝6敗という厳しい結果に終わった東京都議補選については、「国政選挙並みに臨んだ以上は、反省は国政選挙並みにしないといかん」と強調した。
その上で、岸田総理大臣の責任について問われると、「何でもかんでも岸田さんが悪いんだみたいに持っていくのは、私はあんまり賛成しない」とし、「何でも岸田さんに対する人気が悪いからみたいなことで片付けちゃうと、本質を見誤るような気がしている」と語った。
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