秋田県の6月議会が5日、最終日を迎え、佐竹敬久知事は議論の中心となった新しいスタジアムについて、候補地に挙がった八橋の交通の便の良さを評価しながらも「秋田市の結論を待つ」と述べた。

6月県議会最終日の5日は本会議が開かれ、一般会計の総額で34億5127万円の補正予算案が、賛成多数で可決された。補正予算には、クマ被害を防ぐための緊急対策費として5980万6000円が盛り込まれた。

また、議会中、クマ対策とともに議論の的となったのは新しいスタジアムの整備の進め方だ。

建設候補地は外旭川地区で進められてきたが「八橋地区」が再浮上し、話し合いは二転三転したものの、佐竹知事は「八橋案」について交通アクセスの良さを評価した。

 佐竹知事:
「候補地を八橋にすると相乗効果がある。駐車場も文化会館の跡地を使うと、相当駐車ができる。秋田市の中心部にあるので人の集まりは非常に良いし、帰路には周辺に飲食店もあるので、地元の商店街には効果があると思う」

一方で、外旭川地区と八橋地区のどちらへの整備を望むか問われると、「秋田市の結論を待ちたい」と明言を避けた。

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