違法薬物などの密輸を水際で取り締まる長崎税関の新しいトップが就任しました。

薬物など密輸対策の強化を強調しています。

7月1日付けで長崎税関長に就任した正海伸幸さん(57)です。

愛知県出身で1985年に大蔵省に入省し、九州での勤務は初めてです。

正海伸幸 税関長
「航空機旅客が増えるにつれて、不正薬物や金地金などの密輸をしようとする旅客の数も増えている」「しっかりと取り締まりを行ってまいりたい」

新型コロナの対応が5類に移行した2023年度の長崎空港の旅客数はコロナ禍前の約9割にまで回復しました。

クルーズ船の寄港数も長崎港は横浜に次いで全国2位です。

正海伸幸 税関長
「不開港や離島の取り締まりについては、地元の人たちからの情報や協力が不可欠」

長崎税関管内では2024年度に不正薬物で1件、摘発がありました。

航空貨物や国際郵便物に不正薬物を隠したり、荷物の回収役をSNSで募るなど、手口も巧妙化しています。

密輸取り締まりに向け、正海 税関長は関係機関の連携強化を図ると共に、地元住民の協力を求めていくとしています。

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