原子力規制委員会の山中委員長がデブリ取り出しのロボットを視察した。

福島第一原発2号機では、早ければ8月にも燃料デブリの試験的取り出しに着手する計画で、ロボットの通り道が堆積物で詰まっていたことなどから、当面はより狭い範囲を通過できる新たなロボットを使用する。

一方、78億円をかけた元々のロボットも今後使用するとしていて、山中委員長は7月4日、JAEA楢葉遠隔技術開発センターでこの大型ロボットの動作試験を視察し、取り出しの手順などについて確認した。
原子力規制委員会の山中伸介委員長は「一番大事にしていただきたいのは『安全』でございますし、その点については、トラブルの無いようにしっかりと遂行していただきたいなと」と話した。

福島第一原発には880トンのデブリがあると推定されているが、まずは数グラムの取り出しを目指している。

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