7月3日に40年の運転期間を迎えた鹿児島県薩摩川内市の九州電力川内原発1号機は、4日から国内では4基目となる20年の延長期間に入りました。国、自治体、市民それぞれの意見がある中での運転延長となりました。

1984年7月4日に運転を開始した川内原発1号機は、3日、福島原発事故後に定められた原則40年の運転期間を迎えましたが、国の原子力規制委員会は2023年、2号機と共に20年の運転延長を認可しています。

40年を超えて動く原発は、福井県の関西電力高浜原発1、2号機と美浜原発3号機に続き、4基目です。

原子力規制委員会・山中伸介委員長
「基準を満たすことを審査で確認した上で20年の運転延長を認めている。(九州電力は)慎重に作業を進めてほしい」

薩摩川内市の田中良二市長は、4日、改めて市民の不安解消や安全性確保に向けた取り組みを続けて行く姿勢を示しました。

薩摩川内市・田中良二市長
「安心、安全を進めるため、原子力防災訓練の改善を含め取り組んでいきたい」

薩摩川内市民からも様々な声が聞かれました。

市民(80代無職)
「原発があって潤っているから、別に反対ではないし。心配はあるけど、安全に力を入れてもらえば」

市民(30代主婦)
「地震が来た時、どうなるのかなというのは心配だ」

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