新型コロナの無料検査事業を巡り愛媛県松山市の薬局の社長が、実施した検査の回数を水増し請求するなどし県から補助金約8500万円を不正受給した疑いで4日に逮捕されました。この薬局は過去に2度の不正受給で公表されています。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、松山市余戸中に本社があるエンゼル調剤薬局の代表取締役社長・沖恵子容疑者(59)です。

警察の調べによりますと沖容疑者は新型コロナの無料検査を巡り、おととし6月までの約半年間に、検査の回数を約2700件水増しして県に補助金を請求。約8500万円をだまし取った疑いがもたれています。実際にだまし取ったのは水増し請求分の約1200万円としています。無料検査は松山市内の薬局を含む5カ所で行っていたということです。

警察は捜査でこの情報を知り、県から被害届を受けるなどして裏付けを進めていました。容疑の認否は明らかにされておらず、警察は動機や共犯者の有無を調べています。

この薬局は、新型コロナの無料検査のキットの購入費を水増しして請求し、3480万円程を不正受給したとして県が今年3月に公表。この時は「事務的なミス」と説明していたということです。また新型コロナの雇用調整助成金を1540万円程不正受給したとして、愛媛労働局が去年3月に公表。この2つのケースの不正受給では全額返済されています。

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