普天間基地の名護市辺野古への移設計画で、国が新たな護岸整備に向けた杭打ちの試験を予定していることに対し、県は中止を求める行政指導文書を沖縄防衛局に送りました。

3日午前、名護市辺野古の大浦湾で撮影された映像です。
作業船のクレーンから吊り下げられている杭が海の中へ入っていく様子が確認できます。

午後には、杭の上に工作物を設置する様子も見られました。

沖縄防衛局は新たな護岸の整備に向けた杭打ちの試験を4日に行うとしていて、準備を進めていたと見られます。

県は、埋め立て承認の留意事項である事前協議が整っていないとして、工事の中止を求める行政指導文書を3日、沖縄防衛局に送りました。

文書では「海に杭を打ち込む作業は試験ではなく改良工事の着手」と指摘しています。

いっぽう、木原防衛大臣は2日、あくまで杭打ちに向けた試験で、県との事前協議の対象には当たらないとの認識を示しています。

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