酒田沖に導入の検討が進む洋上風力発電について、酒田市の矢口市長は住民の不安や懸念の解決策を具体的に事業者に求めていく考えを示した。

酒田沖で検討が進む洋上風力発電事業について、酒田市は、広く住民の意見を聞くため、先月14日から28日にかけて、中学校区単位の市内7か所で住民対象の意見交換会を開いた。酒田市の矢口市長は1日の会見で、意見交換会の参加者がのべ256人に上ったことを明らかにした。また会では、漁業への影響のほか、騒音などによる健康被害や地震や津波の影響に懸念の声が出たとした上で次のように述べた。

(酒田市・矢口明子市長)
「今回頂いた不安や懸念の声については具体的な回避策、低減策を事業者に求める「環境配慮事項」としてとりまとめ、事業者に求めていくことによって地域や漁業との共存共栄を図って参りたい」

酒田市では、住民の不安や懸念に応えるため、今後、講師を招いた学習会の開催を検討している。

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