自民党の茂木敏充幹事長は6月30日、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演し、9月の自民党総裁選挙について、「首相になってやりたい仕事があるのは間違いない」と述べ、意欲をにじませた。

さらに茂木氏は、「言うべきことは、言うべきタイミングで、躊躇(ちゅうちょ)なく言っていきたい」と述べた。

具体的な政策として、ライドシェアの全面解禁、副業の解禁、シェアリングエコノミー、社会保障制度の抜本改革などを挙げ、「首相でないとできない」と述べた。

一般のドライバーが自分の車で有料で乗客を運ぶライドシェアは、4月に限定的な形でスタートしたが、茂木氏は「私は全面解禁という方針は変えない」と強調。「事務的にできないんだったら、トップがいつまでにやる、どうやると決めればすむ」と述べた。

また、もし自身が首相になり、アメリカ大統領選でトランプ氏が当選した場合について問われた茂木氏は、「防衛費をはじめ、(日米)2国間の問題だったら、要求があっても、どうにかうまく対応できるのではないか」と述べた。その一方で、「地球温暖化や通商政策など、多国間の問題は苦労すると思う。日米の共通の利益、中国を含めた潜在的な脅威をじっくり説明していく」と述べた。

総裁選への対応を判断する時期については、「夏の間、よく考えたい」と述べた。さらに、「『夏の間』は一般的には7月・8月。最近9月も暑くなっているが、その間に考えたい」と述べた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。