7月7日投開票の鹿児島県知事選挙には、届け出順に元県議会議員の米丸麻希子候補、市民団体共同代表の樋之口里花候補、現職の塩田康一候補のいずれも無所属の3人が立候補しています。

KTSライブニュースでは届け出順に、候補者の素顔に迫るシリーズをお伝えします。初回は米丸麻希子候補です。

今回の選挙には自民党を離党して臨む米丸候補。草の根選挙を展開し、支持の幅を広げています。

大雨に見舞われた6月20日の出陣式。米丸麻希候補は笑顔でカメラの前に現れました。

「嵐を呼ぶ女と言ってください」

常にポジティブな米丸候補。

2019年の県議選で姶良市区から初当選。2期目の途中で職を辞し、所属していた自民党も離党して、今回の知事選に名乗りをあげました。

「鹿児島変えんといかんよって何度も何度も議会で訴え続けてきました。しかし、県議会議員では超えられない天井がありました」

退路を断って挑む選挙戦。“鹿児島を変えたい”そんな熱い思いで県内各地を奔走します。

実はサイクリングが趣味という米丸候補。普段の相棒は自転車ですが、選挙期間中はイメージカラーのアクアブルーをあしらった選挙カーが新たな相棒です。

この日は、大票田の鹿児島市を中心に車を走らせました。

「うれしい。ありがとうございます。頑張りますので」

歩道や車から手を振り返してくれる人たち。時には信号待ちのタイミングで駆け寄り、握手を求める人の姿も。

支持の広がりを着実に感じているようです。

「私は必ずや、この鹿児島を前へ前へと進めていこうと思っています」

谷山の商業施設前で行った街頭演説には、幅広い年代の人が訪れ訴えに耳を傾けました。

そんな1日の合間に米丸さんが足を運んだ先にいたのは…

「できあがったの?」
「4万枚ここで終わり」
「おまえの顔を見飽きたっちよアハハ」

米丸候補の出身校、鹿児島純心女子高校の卒業生たちです。同級生から先輩・後輩まで有志が集まり、選挙ビラに欠かせない証紙貼りの作業を手伝っていました。

「やせた!?やせたよね」
「みんな選挙に出たらやせるよ」

同級生
「いつでも何かの真ん中にいる。近づいて来たら騒がしい。来た来た、よねが来た!みたいな感じ」

高校生の時は生徒会長を務めたという米丸候補。人望とリーダーシップは今でも健在です。

「米丸さんこれお借りしても…?」
「やめてやめてやめて!誰が持ってきたのこれー私も久しぶりに見たこれやめて~~~~」

純心OGたちは、本人に負けないパワフルさで選挙戦を手伝います。

街頭演説の際にはどこからともなく集まってビラ配りに旗持ち。政党の支持を受けず、草の根選挙を展開する米丸候補にとって、大きな支えのようです。

「甘えっぱなしなんですけど、結束力はピカイチだと思う」

米丸候補の人望で周りを巻き込む力、「マキコミリョク」と書かれたTシャツがチームの印です。

Qこのチームの負けないところは?
「ずっと笑ってます。全部ポジティブに捉える。バスの運転手さんがこうやったから『おおー!私に手振ってるよ!』って言ってたら、ただ上にある帽子を取ってるだけだった」

色んな人たちの声を聞くことができるこの選挙戦を「楽しい」と語る米丸候補。

今週からは鹿児島市外にも足を運んで、さらに支持を広げたい考えです。

「私ができることと言ったら、皆さんに誠実に向かい合って、しっかり自分の意見を伝えていく、ご理解いただくことしかできないので、そこを精一杯やっていこうと思います」

選挙戦はまだ始まったばかり。米丸候補の「マキコミリョク」の広がりに注目です。

鹿児島テレビではホームページ、アプリに県知事選挙特設サイトを開設し、3人の候補に行った政策などのアンケートや関連のニュースを掲載しています。こちらもぜひご覧下さい。

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