「彦根城」の世界遺産登録に向けて、滋賀県の三日月知事が文化庁に支援を要望しました。

■1992年に世界遺産の候補地リストになるも 推薦されることなく30年以上経過

21日、文化庁の都倉俊一長官を訪ねた三日月知事。悲願となる彦根城の世界遺産登録に向けて、協力を求めました。

およそ400年前に建てられた彦根城は、1992年にはすでに世界遺産の候補地として暫定リストに記載されていました。

しかし、推薦されることなく30年以上が経過。普遍的な価値を明らかにする必要があるとして、国の文化審議会は去年、ユネスコの諮問機関から助言を受けることができる「事前評価制度」を活用すると発表していました。

■2027年の『世界遺産登録』目指す

滋賀県は、彦根城の評価の向上のために文化庁と情報を共有し、登録のために適切な提案ができるようにしたい考えです。

三日月知事は、要望後の取材に対し「登録に向けたステップは踏んでこれていると自負している。戦争のない時代を250年続けた拠点であった彦根城の価値を、今こそ世界に発信すべき」と話しました。

滋賀県は2027年の世界遺産登録を目指しています。

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