静岡県の川勝平太 知事の辞職にともない短期決戦となった知事選の余波は、準備をする市や町の担当者にも広がっています。県選挙管理委員会は17日、知事選に向けて事務手続きの会議を開き、適正な執行を求めました。

県選挙管理委員会によりますと任期満了で行われる知事選の場合、告示の4カ月ほど前から準備を始めますが、今回は1カ月あまりの準備期間となり各市町とも対応に苦慮しています。

こうした中、知事選の事務手続きの会議が開かれ、市や町の担当者100人余りが参加しました。

県選挙管理委員会
磯崎猛 総括書記長補佐:
急な選挙の執行、過去に例を見ない非常に短期間で準備を整えなければならないということで、各市区町選管も様々な準備に苦慮していると思います

その上で、県選挙管理委員会は届け出書類の事前審査や投票所での受け付けなど選挙事務の適正な執行を求めました。

静岡市選挙管理委員会
平田彰一郎 次長補佐:
入場券につきましても物の発注から準備からタイトなスケジュールでしたが、何とかめどがつきまして発注までこぎつけられるかなという状況です

4月30日には届け出書類の事前審査の受け付け、5月2日には投票用紙が発送される予定です。

立候補予定の2人の支援は?

知事選にはこれまでに2人が立候補する考えを示していて大村氏は県中部の経済界、鈴木氏は県西部の経済界から支援を受けています。

一本化を目指す自民党県連は17日、2人から話を聞きどちらを支援するか週明け22日に正式に決定する予定です。

また、自民党静岡市議団は大村氏を推薦する方針を固めていますが、双方ともに推す声があり一枚岩となれるか不透明です。

浜松市長選で鈴木氏を支援してきた連合静岡は、予想通り鈴木氏を推薦することを決めました。

立憲民主党県連と国民民主党県連、それに県議会のふじのくに県民クラブとともに4者で鈴木氏を支援する方針ですが、実際にまとまるかどうかはわかりません。

今後も支援に向けた調整が続けられます。

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