さて、鹿児島県知事選においてより多くの人に投票してもらうために重要な要素のひとつが、政党や団体の支援です。
今回、県知事選挙に立候補した3人の候補者は、それぞれどんな政党や団体の支援を受けているのでしょうか。


出陣式の会場に到着した塩田氏。
あいさつして回ったのは前回の知事選の際、「草の根」で塩田氏を当選に導いた後援会のメンバーらだ。


自民党県連・森山裕会長
「このような戦いは今まであまり経験したことはない」


今回は自民党、公明党、国民民主党、そして連合鹿児島と、野党系も含めた幅広い推薦を取り付け、4年前にはなかった「組織」の後ろ盾を得ている。
盤石に見える一方で、ほころびもー。


自民党の友好団体である、県医師連盟の池田琢哉委員長の姿は米丸氏の出陣式にあった。


県医師連盟・池田琢哉委員長
「きょうは麻希子さんの応援に来た。鹿児島の県政どうですか。明るくないですね、希望もない。この4年間がっかりでした」


県医師連盟は、一度は塩田さんの推薦を決めたものの、新たな救命救急センターの指定を巡って塩田さんと意見が食い違い、6月14日、推薦を取り下げていた。

これに対して塩田氏はー


無所属・現 塩田康一候補
「医師会の推薦よりも県民の命を守りたいと私は思っている」


米丸氏にはこのほか、自身が卒業した鹿児島純心女子中学・高校の卒業生や、所属するNPO法人のメンバーらが支援に回っている。

一方、樋之口氏を自主的に支援するとしているのが共産党だ。
出陣式には共産党県議の姿もあった。

さらに、樋之口氏が所属する市民団体のメンバーを中心に、考えを同じくする友人たちも樋之口氏を積極的に支援している。

てのくち里花後援会・杣谷健太事務局長
「私たちは原発だけに反対しているわけではない。社会を良くしたい。誰も自殺しないような社会を作らなければならない」
「そういうことができるのは樋之口里花さん。3人の中では樋之口里花さんしかいない」


各候補が様々な後ろ盾を得ながら火ぶたが切られた選挙戦。
17日間の選挙戦はまだ始まったばかりだ。

このほかの政党ですが、社民党は自主投票です。
立憲民主党は告示日の20日になっても対応を決めていません。

立憲民主党は鹿児島県薩摩川内市の九州電力川内原発への考えの違いから、
塩田氏を推薦しないと決めましたが、党の支持母体である連合鹿児島が塩田氏への推薦を決め、ねじれが生じています。

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