■兵庫県・斎藤知事 ついに自らの言葉で反論

兵庫県の斎藤知事の、パワハラなどの疑惑が告発された問題で、斎藤知事が改めて、疑惑全てに反論を行いました。

【兵庫県斎藤元彦知事】「この数日は悩んだが、きょう(6月20日)やると、昨日、最終的に判断して、今日の会見に至った」

定例会見で、こう切り出した兵庫県の斎藤元彦知事。

ことし3月、斎藤知事のパワハラ行為などを告発する文書を配布した幹部職員(60)について、県は内部調査で「核心的な部分が”事実無根”」として、職員を懲戒処分としました。


■51年ぶりに「百条委員会」の設置が決定

しかし、一部の県議から「内部調査は信用できない」といった声があがり、強い調査権を持つ「百条委員会」の設置が、県議会で51年ぶりに決定しました。

その際に斎藤知事は…

【兵庫県斎藤元彦知事】「”自分の言葉”でこの文書に関する考え、説明する機会を設けていきたい」

「自分の言葉」で説明したいと話した知事。
6月 20日、問題について言及しました。

■斎藤知事は、疑惑のすべてを否定

【兵庫県斎藤元彦知事】「わたしから贈答品を要求した事実はございません」「強い圧力をかけたことはない」

知事は、企業に贈答品を「おねだり」した疑惑や、パーティー券を購入するよう圧力をかけた疑惑など、告発文にあった7つの疑惑全てについて、「事実とは異なる」などと反論。

さらに、部下を「厳しく叱責した」パワーハラスメント疑惑は…

【兵庫県斎藤元彦知事】「業務上必要な範囲内での指導だったので、ハラスメントに該当する認識はない」

■一方で、反省の弁も「自分自身が変わっていくことが大事」

その一方で、知事は反省の言葉も述べました。

【兵庫県斎藤元彦知事】「職員の皆さん、感謝であったり、もっと信頼をおいて任せて大いにやってほしいという、大きな意味でのコミュニケーションが不足していた。自分自身が変わっていくことが大事かなと思います」

知事は今後「百条委員会で説明責任を果たしたい」としています。

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