大阪市は、小学5年生から中学3年生を対象にした塾代助成について、所得制限が撤廃されることし10月分からの申請受付を、7月に始めると発表しました。

大阪市では現在、小学5年生から中学3年生の子どもがいる家庭で、一定の所得要件を満たしている場合に限り、学習塾やスポーツ教室など学校外での習い事にかかる費用を、1人あたり月額1万円まで助成しています。

大阪市は、「子どもたちの学力や個性を伸ばす機会を等しく提供するため」として、今年度、新たにおよそ28億円の予算を計上し、ことし10月の利用分からは、所得制限を撤廃します。

これにより、小学5年生から中学3年生の子どもがいる家庭すべてが対象になります。

対象となる家庭には、7月中旬に書類が郵送され、申請の受付は7月18日から始まるということです。

大阪市の横山市長は所得制限撤廃の理由について、20日の会見で次のように語りました。
「所得制限撤廃により、すべての子育て世帯を大切にし、徹底して現役世代に投資するという大阪市からの強いメッセージを発信していきたい。大阪の未来を担う子どもや、その子どもを育てる世帯に重点投資をすることで、将来にわたり大阪が発展する土台作りを進めることができると考えています」

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