岸田首相は19日、ニュージーランドのラクソン首相と会談し、両国で機密を共有できる「情報保護協定」を締結することで実質合意した。

岸田首相は、初来日したラクソン首相と官邸で会談。
「情報保護協定」を締結することで実質合意するとともに、海洋進出を強める中国などを念頭に安全保障分野の協力を強化することを確認した。

両国で秘密を共有できる「情報保護協定」を巡っては、2022年に、締結に向けた交渉を開始することで合意していた。

共同記者会見で、ラクソン首相は協定について「両国の交流をさらに高める」と述べた。

また、岸田首相は、中国を念頭に「力による一方的な現状変更の試みは東シナ海、南シナ海を含め、いかなる場所であれ断じて容認できない」とした上で、「両国の安全保障、防衛協力の強化を期待している」と強調した。

両首脳は、7月に東京で開かれる「太平洋・島サミット」に向けて連携を強化していくことなどについても確認した。

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