新しいスタジアムの整備候補地に八橋案が浮上するなど、秋田市外旭川地区のまちづくり計画が揺らぐ中、市議会一般質問が17日から始まった。穂積市長は「外旭川で魅力あるまちづくりを目指す私の思いは何ら変わらない」と強い決意を示した。
秋田市は、外旭川地区に卸売市場と新スタジアム、観光・集客施設を一体で整備する計画を進めている。
市は、開発予定地となっている農地の規制緩和に向けて地域未来投資促進法を活用する方針だ。ただし、県と共同で「地域未来基本計画」を作成して国に申請する必要があるが、県から同意が得られていない。
市議会の一般質問で、基本計画の見直しを問われた穂積市長は「専門家の助言を取り入れながら、県の理解が得られるよう検討を重ねる」と答えたが、申請の時期について明言は避けた。
秋田市・穂積市長:
「課題に応えられるように頑張っていきたいと思っているが、その時期については未定としか今のところは言えない。決意としては頑張っていきたい」
その上で「検討結果を計画に反映し、事務レベルで整ったあと、改めて知事と会談したい」との意向を示した。
また、穂積市長は6月3日、新しいスタジアムについて、八橋運動公園での整備も「一つの選択肢」と発言した。ただ、地域の活性化を期待して、穂積市長は新スタジアムと卸売市場、民間施設の整備を一体的に進めるという公約を掲げている。
秋田市・穂積市長:
「人口減少下にあっても持続可能な社会基盤の構築と、交流人口の拡大による新しい活力や魅力づくりを目指す私の思いは、何ら変わらないものである」
市は、Jリーグが求めるスケジュールの前倒しに向け、引き続きブラウブリッツ秋田、県と幅広く検討するとしている。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。