木原防衛相は14日の記者会見で、4月に伊豆諸島沖で起きた海上自衛隊のヘリコプター墜落事故で、海底に沈んでいるとみられる機体などの捜索に水深6000メートルまで調査可能な無人探査機が参加することを明らかにした上で、「高い能力に期待して結果を待ちたい」と述べた。

海自の「SHー60K」哨戒ヘリ2機は4月20日、伊豆諸島沖で夜間訓練中に衝突して墜落。

現場海域での捜索に海自の海洋観測艦「しょうなん」を投入したが、機体の主要部分の発見には至らず、水深約5500メートルの海底に沈んでいるとみられる。

木原防衛相は記者会見で、「海洋研究開発機構=JAMSTECの保有する深海曳航調査システム『ディープ・トウ』が捜索に参加することになった」とした上で「所要の整備等を経て7月上旬から捜索が開始できるよう現在、調整中だ」と述べた。

木原防衛相は「ディープ・トウ」について、「水深6千メートルまで調査観測が可能と報告を受けている。

その高い能力に期待して結果を待ちたい」と強調した。

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