高市早苗経済安全保障相は11日の記者会見で、重要経済安保情報保護・活用法の運用基準を巡る有識者会議の設置を発表した。経済安保上の機密情報を扱う「セキュリティー・クリアランス(適格性評価)」の詳細な制度設計を進める。6月下旬にも初会合を開く。

会議では保全する情報の範囲や、適格性の評価の方法などを詰める。政令や運用基準として閣議決定する。資格を付与する際の調査は対象者の同意が前提だ。プライバシーの配慮や不適格となっても業務上不利にならないような仕組みをつくる。

メンバーは次の通り(五十音順)

神橋一彦(立教大教授)▽冨田珠代(連合中央執行委員)▽原一郎(経団連常務理事)▽吉田直人(日経BP会長)▽渡部俊也(東大副学長)

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