静岡県の川勝平太 知事の辞職に伴う知事選に向け、立候補予定者の動きが加速しています。また、県議会の第2会派・ふじのくに県民クラブは推薦に向けて立候補予定者から政策などについて話を聞きましたが、結論は出ませんでした。
知事選に最初に立候補を表明した元副知事の大村慎一 氏(60)は、16日もあいさつ回りを続けています。
午後には富士宮市役所を訪れ、市長に面会しました。
また、15日に立候補を表明した前の浜松市長の鈴木康友 氏(66)は、4期トップを務めた浜松市役所を訪れ、市議会の会派を回り思いを伝えました。
支援する候補者の選定に各党の動きが加速する中、県議会のふじのくに県民クラブは16日午前、鈴木氏と大村氏それぞれの政策について聞き取りを行いました。
聞き取りでは川勝県政への評価やリニア工事への姿勢、それに原発の再稼働や浜松市の野球場整備など県政の課題について質問したということです。
鈴木康友 氏:
自分の思いの丈も話すことができたし、質問にもしっかり答えられたので良かったと思います。自信?それはもう出馬するからには自信はあります
大村慎一 氏:
どこの会派でもホームグラウンドに帰ってきたという気持ちで、あまり距離は感じない。勝手ながら(推薦を)いただけるものと信じています
ふじのくに県民クラブはこのあと総会を開きましたが結論には至らず、双方に追加の質問について回答をもらい、17日も協議することを確認しました。
ふじのくに県民クラブ 選挙対策本部
阿部卓也 本部長:
県の浮沈を握る政策部分がきちんと議論されて、みんなが納得する形でこの方を推そうということになれば決まっていくと思う
ふじのくに県民クラブは連合静岡などとの4者協議で、同じ候補者を支援する方針を確認しています。
2人が立候補を表明し、実質的な選挙戦がスタートしています。
-これまでの2人や支援の動きをどう見てますか?
総務省地域力創造アドバイザー(元牧之原市長)
西原茂樹さん:
活発に2人とも動いていると思います。今までは自民党が候補者を1人に絞って戦っていたのが、今回は大村氏も鈴木氏もポンと出てしまったので、後で会派が聞き取りをやらなければいけなくなった。結果から考えればこういうチャンスはたくさんあるので、できるだけ議論を中だけでなく外に出して県民にわかりやすい評価ができるようやってほしいです
-鈴木氏は選挙戦の経験が豊富ですが
総務省地域力創造アドバイザー(元牧之原市長)
西原茂樹さん:
鈴木氏はいままで強力な選挙活動をやってきたので、鈴木氏の方が長けているかと。一方、大村氏は個人だけでやっているので選挙運動として今はかなりの差があるのではないかと見ています
自民党県連と連合静岡は今週中には支援体制が固まる予定ということですが、どのような体制になっていくのでしょうか。
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