地元の支援者から異例の“議員交代” が求められている自民党の堀井学 衆院議員が、「最終結論は待ってほしい」と伝えていたことがわかりました。

 堀井議員は6月9日、自身が支部長を務める自民党北海道9区支部(胆振、日高地方)の役員と面会しました。

 役員が進退について決断を求めましたが、堀井議員は「最終結論は待ってほしい」と判断を先送りしました。理由は明らかにしていません。

 役員は堀井議員に6月29日の支部の総会までに結論を出すことと、記者会見などで進退を明らかにすることを求めました。

 役員は取材に「(次期衆院選に出馬するか、しないか)もう2つに1つという話になってきている。本当は答えがほしかった。消化不良だ」と話しました。

 堀井議員をめぐっては、自民党苫小牧支部が4月、堀井議員がSNSなどでかつらを使ったパフォーマンスなどに走り、地元の支持者や有権者を回る活動を軽視しているとして、「独善的であり傲慢な態度と言わざるを得ず、政治家失格。これ以上支部長として認めるわけにはいかないという結論に達した」と文書で厳しく批判し、交代を求めています。

 5月19日に苫小牧市で開かれた9区支部の緊急役員会では、交代について慎重論も出たため、役員が堀井議員に進退について確認していました。

 堀井議員は、自民党安倍派の裏金問題をめぐって約2200万円の不記載があったとして、党の役職停止1年間の処分を受けています。

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