6月定例県議会が7日、開会しました。硫黄山の影響でえびの市を流れる川の水質が悪化していることを受け、対策にかかる予算案などが提案されました。

7日に開会した6月定例県議会には、約20億4300万円の一般会計補正予算案など15の議案が提案されました。

高次脳機能障害の支援者養成研修に約360万円、半導体関連企業の誘致活動にかかる経費として5000万円、硫黄山の火山活動の影響による河川の白濁対策として約7700万円が盛り込まれています。

(河野俊嗣知事)
「水質改善施設の機能回復を図り、来年の取水期も見据えた効果的な管理・運用を図る対策と、水質悪化の影響を受けて厳しい状況にある地元生産者に対する営農対策を緊急的に実施することとし、今議会に補正予算案を提案いたしました。」

また、人工林を伐採したあとに再び苗木を植えて再造林を促す「再造林推進条例」も提案されました。可決されれば、都道府県では初めての条例制定となり、7月の施行を目指しています。

6月定例県議会は、6月25日まで19日間の日程で開かれ、6月12日から一般質問が行われます。

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