大阪府の四條畷、門真、守口の3市が運営していた介護保険事業「くすのき広域連合」の銀行口座で、出どころがわからない約550万円の不明金が残っていたことがわかった。守口市が12日、発表した。口座の記録を調べたが、余分な残高があった理由はわからず、3市で分けるという。

 守口市によると、連合は介護事業の運営や保険料の徴収を担っており、3月末で解散。四條畷市が清算を進めていたところ、夏ごろに収入源がわからない約548万9千円の残金が廃止予定の銀行口座に残されていたことが判明した。

 守口市の説明では、銀行口座の照会が可能な10年分の記録をさかのぼったり、過去の文書を確認したりしたが、原因は特定できなかった。保険料の二重受け取りや、加入者に還付していなかった分という可能性も、管理している口座が別にあるなどシステム上ありえないという。

 守口市の担当者は「あらゆる調査を尽くしたが、原因はわからない謎の550万円となってしまった」と説明。3市で加入者数に応じて分けることとし、守口市は約246万円を収入として計上するという。

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